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PRS custom24 coreモデルのウッドバックプレートを制作する③〜研磨・木固め剤塗布編〜

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前回の成形編から引き続き、これ以降は一番作業に時間がかかる塗装に取り掛かります。

ここからの塗装編、基本的にはいままでの工程と変化はありませんが、これまであまり詳しく話していない木固め剤のことについて、わかりやすく触れておこうと思っています。

それでは都度乾燥に時間を使いながら仕上げていく木固めや塗装の工程をご覧ください!

coreモデルシリーズのテンプレート編、成形編からご覧になる方は以下からどうぞ↓

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目次

研磨で下地をしっかり作る

いつもながら、なかなか根気がいる研磨から始めていきます。

研磨作業で少しは楽できるようにと、成形編の中でベルトサンダーを使って240番まで研ぎ終わっているので、手磨きは320番と400番を行います。

ここ最近は400番までで傷消しができているので、それ以上番手はあげていません。

木材の種類によっては、600番まで研磨しても良いなと思う時もあるので、そこは臨機応変にしています。

400番の研磨傷が気になるようなら600番も使って研磨する感じです。

研磨する時は20mm厚のNRスポンジゴムの切って、サンディングブロックにしています。

両面テープでピッと貼り付けて使用します。

NRスポンジゴムは様々な厚みがあり、素材に傷をつけたくない時の敷物にしたり、今回のようにサンディングブロックにしたりと、かなり重宝しています。

程良い硬さなので、木材をブロックにする場合に比べ研磨力がアップします。

そして、両面テープはいつも使っているプロセルフです。

さて、NRスポンジゴムに320番を貼り付けたら、240番の磨き傷を消していくイメージで磨いていきます。

もしも240番のベルトサンダーで消えていない深い傷があれば、240番に戻って手磨きしながら進めます。

320番で磨き終わったら、400番で磨きます。

400番まで磨き終わったのがこちら↓

木固め剤を使って強度を高める

研磨が終わったら、バックプレートへ木固め剤を浸透させます。

今回はここをわかりやすく解説していきますね。

木固め剤とは

さて、さっそく木固め剤なんだろうからです。

私が使用しているプレポリマーという商品の製造元、寿化工株式会社様のWEBサイトや木固めエース普及会様のWEBサイトの説明から私なりに要約すると、「木材の導管から内部へ浸透させて、木材を内部から固めてしまうことで強度をあげたり割れを防ぐ樹脂塗料」です。

木材は空気中の水分を含んだり乾燥したりを繰り返して、膨らんだり縮んだりします。

その動きでひび割れたり、歪んだりということが起こるようですが、それを防いでしまおうというのが木固め剤の役割です。

バックプレートは厚さが2mmなので、木材そのものの強度は弱くなります。

特に柔らかい木材では、反ってしまうこともよくあります。

そこで木固め剤を使用し、少しでも強度をあげて防いでいこうということで使用しています。

使用している木固め剤

最近使用しているのは、プレポリマー・PSシリーズという商品です。

大きく分けて針葉樹用と広葉樹用があり、どちらも専用シンナーで希釈して使用します。

私はPS1000という針葉樹用を使用しており、この商品がまずはお試しに向いているそうです。

針葉樹用に塗膜高度が高めている商品とのこと。

WEBサイトのアナウンスでは2倍から3倍希釈なので、私はPS1000:PS-NYシンナー=1:2で配合し、基本どぶ漬けにして使用しています。

そしてプレポリマーよりも使いやすく作られているのが「木固めエース」という商品です。

こちらはシンナー希釈不要で、硬化が比較的ゆっくりすすむよう調合済みとのこと。

プレポリマーのように2液を混ぜる手間が省け、割合を考える必要もなく、適切な状態となったものなのでそのまま使用できます。

私も最初はこれから使い始めましたが、とても手軽で使いやすかったです。

ただし、大量に使うようになると割高なので、プレポリマーに変更して自分で配合しているわけです。

どちらも木固めエース普及会様のWEBサイトで購入可能です。

使用にあたり注意すること

プレポリマー及び木固めエースを使用するようになりいろいろと試していく中で、今のところ一つだけ使用できなかった条件がありました。

それは染料系油性ステインを使用する場合です。

染料系のステインはカーリーメイプルやキルトメイプルがとても綺麗に染色できるんですが、染色後に木固め剤へどぶ漬けすると、色が滲み出てしまいます。

3日乾燥させた後、試してみたんですがガンガンとステイン滲み出てしまいます。

逆に木固め剤を先に塗布し、乾燥後ステインを塗布しても、今度はなかなか色が入らなくなります。

顔料系ステインの場合は、ステインを塗布し乾燥後であれば、ウエスなどで塗布する程度であれば耐えられるかなといったところです。

木固め剤が先の場合は染料系と同じく色が入りません。

私の感覚では、木固め剤×ステインは厳しいかなという印象です。

木固め剤塗布に必要なもの

プレポリマーを入れる容器

プレポリマーを使用し始めた当初は紙皿を使ってみましたが、屋外使用の場合は風で飛ばされ溢れたり、多少なりとも染み込んでいくので心配になったりといいことがなかったので、アルミ製のトレイを使うようにしました。

写真のトレイはダイソーの調理器具コーナーで購入しました。

200mm×160mmの比較的小さめのものです。

もう少し大きいものとなると、100円ショップでは難しくなるかと思うので、amazonなどで以下のようなものがおすすめです。

木固め剤を拭き取るウエス

ウエスはなるべく細かい繊維が散らばらないものが良いです。

木固め剤の拭き取りに使う時、ウエスの毛クズがくっついてしまいなかなか手を焼くので。

いまのところ、シーツ地のウエスが一番使いやすかったなと思います。

計量カップ

プレポリマーと専用シンナーを調合する時に使います。

木固めエースの場合は容器から取り出す量の軽量にも使えます。

ドブ漬けの場合は使用量が多くなるので、どのぐらいの量が必要か目安を決めて無駄が少なくて済むようにしたいですね。

使い終わったらシンナーで拭き取って繰り返し使います。

ドブ漬けの方法

では、ドブ漬けを始めたいと思います。

容器の中にプレポリマー1:専用シンナー2の割合で流し込み混ぜます。

私の1回の使用量は、厚さ2mmのバックプレートが沈み込む量=プレポリマー25ml:専用シンナー50mlぐらいです。

ドブ漬けを何枚もしているうちに足りなくなってきたら同じ割合で足していきます。

容器を揺すって混ぜ合わせたら、バックプレートをドブんと漬け込みます。

時間にして3分ぐらいでひっくり返して引き続きどぶ漬けします。

どぶ漬けしていると、写真のように空気の泡がぷくぷくと出てきます。

これは、木の中に含まれていた空気で、この空気は導管にプレポリマーが染み込んでいったため木の中から追い出されたものなんです。

この空気の泡が出てこなくなったら、どぶ漬け終了の合図です。

プレポリマーの乾燥

どぶ漬けし終わったら、取り出してウエスでできるだけきれいに拭き取ります。

拭き取るだけではどうしても表面にプレポリマーが残るので、別のウエスに専用シンナーを染み込ませ、もう一度きれいに拭き取ります。

この時点ではシンナー臭もなかなかあるので、屋外に吊るして乾燥させます。

30分後に様子を見て、表面にプレポリマーが残っているようならさらに専用シンナーで拭き取ります。

プレポリマーの表面残りは、光に当てるとまだらになっていたりするのでよくわかります。

公式では、数時間プレポリマーが滲み出てくるとのことですので、様子を見て滲み出ていればシンナーで拭き取るようにします。

その後も乾燥を続け、わたしの場合は24時間を目安に次の作業へ移っていきます。

付着した埃を落とす

乾燥の後は、木固め剤が固まる過程で表面に付着した塵や埃を落とします。

研磨の時と同じく、NRスポンジゴムにサンドペーパーを貼り付けて作業します。

サンドペーパーは1000番。

ここでは、研磨の時のようにゴシゴシはしません。

撫でるようにすべらせてやるだけで十分です。サンドペーパーで掃いているみたいな感じ。ごく優しくです。

研磨した木粉をきれいに拭き取ったら、一連の木固め作業が終了です。

NEXT TIME

次回は塗装本編、xotic oil gelでオイルフィニッシュをしていきます。

乾燥しては塗り重ねなので、一番時間がかかるところですね。

丁寧で美しい仕上がりには欠かせない工程ですので、慌てず進めていきます!


今回製作しているPRS custom24 coreモデルのバックプレートや、そのほかギターパーツなどのinnermountain GUITAR and miscellaneous 製品を販売しています!

少量ではありますが、「Yahoo!オークション」「メルカリ」にて製作したギターパーツ等の販売を行っています。

スローペースではありますが随時商品を追加していますので、「Items」からちょっと覗いていただけたら幸いです。

ありがとうございます!

また、制作のリクエストやオーダーメイドの依頼等にも可能であれば対応しております。

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