【更新情報】4/30(thu) 「PRS custom24 coreモデルのウッドバックプレートを制作する②〜成形編〜」を公開しました!詳しくはこちら

PRS custom24 coreモデルのウッドバックプレートを制作する②〜成形編〜

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前回テンプレートの製作が終わりましたので、いよいよ本編、バックプレートを制作していきます。

前回記事をご覧になる方はこちらからどうぞ↓

coreモデルのバックプレート制作のご依頼をいただき、純正バックプレートまで貸していただけたお話を前回したかと思います。

そのご依頼いただいたバックプレートを作っていくのがこの記事からとなります。

最近ではバックプレート制作のご依頼をいただくことが増えてまいりました。

大変ありがたく、ご縁に感謝です。

現状(2026年4月現在)ではcontactなどから直接ご依頼いただくと、お打ち合わせの上、最優先で作業をさせていただき、約1ヶ月程度でお手元に届くようにしています。

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innermountain GUITAR and miscellaneousでは、ブログ記事で紹介しているハンドメイドのギターパーツ等を販売しています。ブログ記事と併せてこちらも覗いていただけると嬉しく思います。

よろしくお願いします!

目次

材料への罫書きとラフカット

今回使用する材料はマホガニーです。

写真でもわかるかと思いますが、杢が入って光沢感あるマホガニーを使います。

さっそく、テンプレートを使って外周を罫書きます。

この外周線を頼りにこのあとラフカットします。

コントロールキャビティバックプレートのテンプレートに赤い線を入れています。

これは、ギターに取り付けた時の垂直方向を表していて、木目の方向と赤線を並行にして罫書きます。

そうすることで、完成した際の木目方向をギターに対して縦にすることができます。

罫書きが終わったらラフカットをします。

バンドソーでバックプレートを型どった線の1mmぐらい外側を切ります。

そうすることで、あとでテンプレートを使ってトリマーでカットする際、抵抗が少なく綺麗にカットできます。

バンドソーはいつもの通り、高儀EARTHMANのRBS-195Aを使いました。

テーブルソーで厚みを切り分ける

外周のラフカットが終わったら、厚みが13mm あるので5mm程度に切り分けます。

テーブルソーを自分で作ってから、元の材料に厚みがあろうと無駄なく使えるようになりました。

これで2セット制作することができます。

実はテーブルソーの一部を破損しておりまして・・・カットしている途中で何回か材料が跳ねてしまい、テーブルを破壊してしまったんです。

なのでcoreのバックプレート制作に取り掛かる前に、修繕・強化をしていました。

チップソーを歯の細かいものに変えたり、チップソー周辺に鉄板を取り付けたりして。

修繕・強化の過程は後日、別の記事で紹介しますね。少々お待ちを。

そして切り分けた材料がこちら↓

断面の凸凹を平面にする

テーブルソーで厚みを切り分ける際は、歯の深さがどうしても足りないので、両側から2度に分けてカットします。

そうすると、どうしてもカット面が平面にならず凸凹になってしまいます。

なのでカットが終わったら、カットした面をベルトサンダーで平面にします。

ベルトサンダーは高儀EARTHMANのBSD-110を使います。

上向きで付属のプランクを使って固定します。

あとは、材料を上から抑えるようにのせると、凸凹面が削れて平面になります。

サンディングした跡があまり目立たないようにするため、ベルトの回転方向と木目を合わせてサンディングします。

片面だけ平面を出しておけばOKです。

もう片面は厚み調整のときトリマーで削ってしまうので、凸凹のままで良いです。

材料にテンプレートを取り付ける

続いてテンプレートを使って、バックプレートの形にしていきます。

テンプレートを貼り付けたら成形が終わるまで剥がしませんので、両面テープを多めに使いしっかり貼り付けます。

特に厚みを5mm→2mmへと調整していく際、薄くなるに従って材料が反っていくので、その抑えが効くようにします。

まずは一番反りが起こりやすい角の部分へ短めの両面テープを貼ります。

本当はネジ穴部分に貼るのが一番効果がありそうですが、ネジ穴を開ける時ドリルビットに両面テープの糊がついてしまうのでネジ穴部分を避けています。

そして、↓のように長めの両面テープを使って、隙間を程よく埋めていきます。

コントロールキャビティバックプレートはこんな感じ↓

両面テープはNITTOのプロセルフを使っています。

強力でそこそこ剥がしやすいので、私の使い勝手では今のところ最高です。

材料に貼り付けるとこうなります。

材料の平面が出ている面へテンプレートを貼ります。

テーブルトリマーで外周を削る

テンプレートを取り付けたら、テーブルトリマーでバックプレートの形にしていきます。

トリマービットはベアリングのついたもので、ビット径は6mm程度で刃長が短いものを使います。

欠けが出ないようにしたいので削る深さは1mm程度ずつ、何回かに分けて行います。

トリミング中に欠けないようにするには、ゆっくり削っていくことが大切です。

私のトリマーは速度調節などはできないので、材料を動かすスピードでうまいことやります。

動かしていれば焦げはつきにくいので、慌てずゆっくりとやりましょう。

無事欠けてしまうことなく、綺麗にカットができました。

テーブルに取り付けたトリマーはKYOCERAのMTR-42という機種です。

とても使いやすい機種で、切り込み深さの調整が本体周りのリングを回して行えます。

他の機種だと、ネジを緩めて深さを変えてネジを締めて・・・となるところ、リングを回すだけ。

特にテーブルトリマーとして使う際はこの機能のおかげで深さ調節の手数が少なく、テンポよく作業が進みます。

そしておそらく気になるのは、どんなトリマービットを使っているかだと思うんですが、これを使っています↓

テンプレートを使ってカットする時は、少しずつカットするためにあえて刃長が短いトリマービットを使うんですが、これが結構お値段するものが多く、お手頃価格がないんです。

これは刃長6.35mmなんですが、この上ぐらいで9mmは結構あるんですけどね。

ということで結構探した結果、このビットを使用しています。

トリマーで厚みを5mm→2mm程度までカットする

今度はトリマーと厚みだしを行う治具で、バックプレートを薄くしていきます。

薄くするにつれて、材料が反ってくることがあるので、両面テープでガッチリ固定したテンプレートをつけたままにします。

両面テープでテンプレート+材料をテーブルに貼り付けます。

次にアルミのアンクルで作った台がテーブルと水平に動くようになっているので、トリマーを乗せて台ごと動かしながら1mm程度ずつ削り取っていきます。

ここもゆっくり操作しないと、角が欠けたりするので慌てず作業します。

厚みだし治具の作り方をご覧になる方は、こちらの記事をどうそ。

この治具、ほんとに便利なんですよ。

弦通し部分をトリマーでカットする

厚みを出す治具と使って2mm程度まで薄くしたら、弦通し部分をトリマーでカットします。

材料側に両面テープをつけて、テーブルのアタッチメント装着部分に貼ります。

テーブルの穴あき部分がちょうど使い勝手が良いんです。

トリマーでカットします。

ここも2mmを一気に削って弦通し部分に穴を開けるのではなく、2〜3回に分けて掘削します。

トリマーで削った面の平面出しとネジ穴を開ける

成形の最終工程です。

トリマーで削ったあと、多くの場合は削った筋が残ります。

手作業でこれを綺麗に平面にするのは結構時間がかかるので、ベルトサンダーでやってしまいます。

写真がなくてすみません汗。

テンプレートをつける前にベルトサンダーでサンディングしたのと同じ作業です。

ベルトサンダーは240番で良いと思いますよ。

180番は削れすぎて、予定よりバックプレートが薄くなる恐れがあります。

そしてサンディングしたあと、きれいになったのがこちら↓

ボール盤でネジ穴を開けます。

私は純正より少し大きい4mmの穴を開けています。

お客様に使っていただくバックプレートは、個体差で多少ネジ穴がずれていても余裕を持って取り付けができるようにしています。

そして、写真で使っているこのドリルビットがすごく綺麗に穴が開くので、いま最高に気に入っています。

スターエムのF型下穴錐というドリルビットで、切れ味がすごく良くて力をかけなくてもスッと穴が開く感覚があります。

大変良かったので、私は2mm〜5mmまで一気に揃えました。

テンプレートを外して成形終了

成形の工程が全て終わりましたので、テンプレートを外します。

「剥がしやすい両面テープ」とは言いましたが、かなりガッチリ貼り付けているのでヘラを使って外していきます。

ここで無理に剥がすとせっかく成形したバックプレートが割れますので、十分気をつけて。

成形し終わったバックプレートがこちら↓

きれいなバックプレートの形になりました。

成形の作業では、とにかく割れたり、欠けたりに十分気をつけながら作業することが一番大事。

木材を慌てずゆっくり丁寧にカットすることでかなり防ぐことができますよ。

さて、バックプレート制作はまだまだ序の口。

この後もたくさんの作業が待っています。

NEXT TIME

次回は研磨〜塗装へと作業を進めていきます。

ここが一番時間がかかるところですね。

これまで作ってきたバックプレートと、さほど工程は変わりませんが、だんだん仕上がっていく工程をお楽しみいただければと思います!


今回製作しているPRS custom24 coreモデルのバックプレートや、そのほかギターパーツなどのinnermountain GUITAR and miscellaneous 製品を販売しています!

少量ではありますが、「Yahoo!オークション」「メルカリ」にて製作したギターパーツ等の販売を行っています。

スローペースではありますが随時商品を追加していますので、「Items」からちょっと覗いていただけたら幸いです。

ありがとうございます!

また、制作のリクエストやオーダーメイドの依頼等にも可能であれば対応しております。

contactからご連絡ください。

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