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【ステイン着色で失敗しない!】キルトメイプルやカーリーメイプルの上手に着色する方法

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このブログではまだ一度も触れたことがないような気がする・・・着色についてのお話です!

木材を着色する塗料はステインやニス、ワックス、オイルなどいろいろありますが、ギター本体の着色に使われることが多いステインについて触れていきたいと思います。

innermountain GUITAR and miscellaneousで制作しているギターパーツの着色もステインを使用しています。

木地着色に興味にのある方はご存知かと思いますが、特にキルトメイプルやカーリーメイプルの杢目を活かすにはこれが一番ですよね。

今回はステインも色々種類があってどれを使ったら良いかわからない・・・、どう塗ったら杢目バッキバキになるのかなど、私のやり方ではお手本にはならないかもしれませんが汗、普段の着色作業を含め、私の知識の範囲で解説したいと思います。

今回ちょっと長文ですが、最後までどうぞよろしくお願いします!

Itemsにて、innermountain GUITAR and miscellaneous製品の販売をしています!

innermountain GUITAR and miscellaneousでは、ブログ記事で紹介しているハンドメイドのギターパーツ等を販売しています。ブログ記事と併せてこちらも覗いていただけると嬉しく思います。

よろしくお願いします!

目次

「ステイン」ってなんだろう。

早速ですが、まずはステインって?というお話から。

簡単に言えば、木材に染み込んで色をつける着色剤です。

商品や種類、希釈などにもよりますが、ひと塗りしただけで写真のようにしっかり染み込みます。

ステインの一番の特徴は木目が見えたまま色をつけられること。

上の写真はカーリーメイプルですが、杢もしっかり浮き上がります。

ペンキも木材に色をつけられますが、内部に染み込まず表面を覆って固まることで着色するので、木目や杢は見えなくなりますね。

ここが大きな違いで、ステインは素材を活かして着色することに長けています。

なのでギターの着色に使われたり、私自身もパーツ制作の着色に使用しています。

ステインの種類

ステインは様々なメーカーから発売されています。

それぞれいろんな強みがあって、性質にも特徴があります。

私の手元にも3種類ぐらいありました。

水性と油性

性質の違いとして、一つは水性か油性かという違いがあります。

水性について

写真では真ん中左側の和信化学工業ポアーステインが水性ステインです。

ステインは基本的に薄めて塗って、塗り重ねて色を濃くしていきます。

水性は水で薄めることができるので、油性と違って臭いも気にせず取り扱えます。

着色後の乾燥も他の塗料に比べて比較的早いです。

刷毛を使った場合でも水洗いでオッケーなので片付けも簡単!なんとも手軽に扱えるのが魅力です。

ただムラになりやすいので、塗った後はすぐに余分な水分をウエスで拭き取らなくてはなりません。

油性について

写真では一番左のオイルステインと右2つのOFステインが油性です。

水性の逆で塗りムラになりにくく均一に塗ることができ、水性に比べ染み込み具合も良いため、木目もより美しく引き立ちます。

乾燥は水性によりさらに早いです。ただし、表面が乾いていても、染み込んだ内部がまだ乾燥しきっていないことがあるにで、塗布後24時間は乾かしましょう。

少し不便なのは希釈にペイント薄め液、いわゆる塗料用シンナーを使用するため室内での使用では石油系の臭いが気になることですかね。

ちなみにOFステインは私が現在メインで使っているステインです。

この後の着色の解説でも、こちらを使っていきます。

顔料系と染料系

ステインを選択するにあたり、こちらの違いもあります。

顔料か染料かです。

これはキルトやカーリーメイプルに着色するにあたっては、この選択がとても重要になります。

顔料とは

顔料系のステインは、小さな小さな粒子が溶けずに混ざっている状態で、水や油に溶けない性質です。

先ほどの写真で言うと左の2つ、オイルステインとポアーステインです。

ステインは木材に染み込んで・・・とは言いますが、顔料系の場合はその粒子が表面にとどまり色をつけているので、木目を際立たせるものの、やや表面を覆って色をつけるイメージだと思います。

要するに、染み込んでいく木の繊維の隙間に挟まっているということのようです。

これにはメリットがあって、粒子が表面にとどまることで、色ムラが少なくきれいに着色できるとのこと。

染料とは

一方染料系のステインは、粒子はなく完全な液体状態であるため、しっかりと木部に染み込んでいきます。

先ほどの写真では右2つのOFステインが染料系です。

木部に染み込むということは、顔料系とは逆で色ムラができやすく、木部の染み込みやすいところは濃く、染み込みにくいところは薄くなります。

その性質を利用すると、はっきりと杢目が見える着色ができます。

先ほどステインを染み込み具合がわかる写真を載せましたが、あれが染料系ステインのOFステインで着色したものでした。

再掲↓

キルトメイプルやカーリーメイプルの着色に使うステインは?

ここまでのステインのお話でもうお分かりかと思います。

キルトメイプルや、カーリーメイプルで杢目をバッキバキに目立たせるには、染料系ステインを使います!

ちなみに顔料系のステインでカーリーやキルトに着色すると、ほとんど杢目が浮き出ることはなく、あのキラキラした輝きも出ず・・・不均一を整えてしまうんだと思います。

染料系のステインなら、キルトやカーリーのギターのように杢目バッキバキで着色できます。

塗布した時の染み込み方もすごく違います。

顔料系ステインは絵の具で塗った時に似ていて、染料系ステインはマジックで木部を塗った時のように、一瞬にして染み込んでいきます。で、塗った瞬間に杢目もしっかりとギラギラします。

キルトメイプルをブラックに着色する

では実際に着色していく様子を見てみましょう。

まずは準備品から。

準備するもの

染料系ステイン

ここまでのお話の通り、ステインは染料系を準備します。

先ほどもお話ししましたが、私の場合はOFステインを使用しています。

100ccから購入でき、250cc、500cc・・・と必要な量を購入できて便利です。

薄め液

ステインは基本的に薄めて使用します。

塗り重ねて濃くしていき、杢目を目立たせるために濃さを調整したりします。

私が使っているのは、カンペハピオの徳用ペイント薄め液です。

一時期ナフサショックで全く売ってなかったんですが・・・最近は少し手に入るようになりました。

OFステインは特に薄め液を指定されていないようなので、基本どれでも大丈夫だと思います。

スポイト

これがあるとかなり便利です。

ステインや薄め液を容器に開ける時にこぼしたり、量が適当になったりしないようにするにはこれが一番です。

大量に調合はしないので、3mlまで量れる使い捨てです。

スポンジ

ステインを塗るのに使います。

一番ムラなく、長い時間塗ることができます。

写真はお掃除用のメラミンスポンジ。

これで全く問題ないです。

ウエス

ステインを塗った後、余分なステインを拭き取る用です。

メリヤスウエスが拭き取りやすいなと思って使っています。

サンドペーパー

着色作業の中で解説しますが、「サンディングバック」という作業でサンドペーパーを使います。400、600、800番のどれかあれば良いです。

慣れないうちはなかなか削れないけど800番から恐る恐るが良いと思います。

着色開始!

ここまで長かったですね笑

いよいよ着色していきます。

今回はキルトメイプルのトラスロッドカバーをブラックのステインでシースルーブラックに仕上げよう!と思います。

トラスロッドカバーの作り方から知りたい!という方は、そんな記事も出していますのでご参照ください。

まずはじめに、サンドペーパー等で400番まで研磨したトラスロッドカバーを、かなり濃いブラックで染めます。

何をするかというと、杢目の濃淡をよりはっきりと見せるために、サンディングバックという作業をします。

真っ黒に染めたところ↓

サンディングバックとは!?

濃い色味を染み込ませた後にサンドペーパーで削ると、キルトやカーリーメイプルの杢目の浅い部分(キラキラしている部分)のみ下地を出すことができ、深い部分のは濃い色味が残ります。

そこへ今度は十分に薄めた色味を乗せることで、杢目の深い部分はさらに色濃く、浅い部分は薄く色がつき、濃淡がよりはっきりとした着色が可能となります。

ということで、濃いブラックを塗っているわけです。

写真でもわかる通り、濃い色を入れても杢目の浅い部分は薄めに色がつき、深い部分は濃いブラックになります。

サンディングバックでこの差をしっかりと出していくわけです。

このブラック、OFステイン(ブラック):ペイント薄め液=1:1の比率で作っています。

そして十分に乾燥します。

乾燥不足でサンディングすると、塗料が滲んで杢目の境目がぼやけます。

表面はわずかな時間でステインを吸い込み乾きますが、染み込んだ内部は乾燥に時間がかかるので、最低でも24時間は乾燥してください。

乾燥したらサンドペーパーで研磨していきます。

慣れるまでは800番から始めて、削れないよと感じたら600番、400番と変えていけば良いと思います。

私は現状400番でがツンと削って、最後にささっと600番で傷消しします。

とはいえ、400番で恐ろしく削れるかといえばそうではないのでご安心を。

サンディングブロックにサンドペーパーを両面テープで貼り付けて削ります。

削り加減は人によりけりだと思いますが、私は杢目の浅い部分、いわゆるキラキラのところに木の色が出るぐらいやります。

そこまでやるとブラックの場合、浅い部分がグレーに光る完成具合になります。

サンディングバックが終わったところ。

光の加減でグレーっぽく見えますが、結構木の色が出ています。

次に薄めにステインを調合して、サンディングバックしたところに塗り重ねます。

サンディングバック前と同じブラックを、今度はステイン:薄め液=1:3にします。

そしてスポンジに含ませて・・・

さっと塗る!

塗ったら、ムラをなくすため余分なステインを拭き取ります。

ちなみに塗る時にロッドカバーを抑えるために、緑のマスキングテープをつけています。

これあると抑えた手が邪魔にならず塗れます。

ネジ穴の面取り部分は、綿棒を使って塗ります。

塗り終わると割と濃い気がしますが、乾いたらもうちょっと色も落ち着き、この後のオイルフィニッシュで若干色抜けするので、このぐらいで大丈夫かと。

最低24時間乾燥します。

しっかり乾燥したら次の工程へ。

私の場合はエキゾチックオイルジェルを使って、オイルフィニッシュとなります。

エキゾチックオイルジェルの工程はこちらの記事で詳しく解説しています。

ちょっとコツも必要な作業ですので、ぜひご参照ください。

さっき「オイルフィニッシュで色抜け」って言ったんですけど、しっかり乾燥していてもオイルを塗ったウエスにステインがしっかりつきます。

こんな風にオイルを塗ると・・・

ウエスが真っ黒。

2〜3回塗り重ねると、ウエスに色が付かなくなって、5回ぐらい重ねると光沢が出てきます。

エキゾチックオイルジェルを塗り終えて、塗膜を磨くとこうなります↓

これで完成です。

写真の角度でちょっとギラっと感が伝わらない部分もあるんですが、バッキバキに仕上がっています。

いかがでしたでしょうか。

キルトやカーリーメイプルの着色は、染料系のステインを使うことが最大のポイントです。

そして薄め具合とかサンディングバックでより良い仕上がりを目指すといったところでしょうか。

今回はOFステインを使って着色しましたが、他にも染料系のアルコールステインを使ってみたりしていますので、そちらも近々記事にできたらなと思っています。

長くなりましたが、最後までありがとうございました!


今回制作したトラスロッドカバーやバックプレートなどのinnermountain GUITAR and miscellaneous 製品を販売しています!

少量ではありますが、「Yahoo!オークション」「メルカリ」にて製作したギターパーツ等の販売を行っています。

スローペースではありますが随時商品を追加していますので、「Items」からちょっと覗いていただけたら幸いです。

ありがとうございます!

また、制作のリクエストやオーダーメイドの依頼等にも可能であれば対応しております。

contactからご連絡ください。

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